収録模様 その3 収録場所
  収録場所には私が慣れ親しんだ実家のレッスン室を使わせてもらいました。 
録音してくれた、私の従兄にあたる松浦純氏が、響きがなくて静かで良い録音環境だと勧めてくれたのがきっかけになりましたが、ホールやスタジオの人などに気を遣わず、皆で気軽にお茶を飲んだり休憩を取ったりしながら和やかな雰囲気で進行したかったことが一番の理由です。
 
  レッスン室といっても6畳だか8畳だかに小振りのグランドピアノが1台の、ごく普通の家の1室なので、松浦氏が借りてきてくれた録音用の機材1式を入れるために、調律師の河野氏にも手伝っていただいてピアノを持ち上げて動かしたり、ソファーを部屋の外に出したり、録音開始までの準備がそれはそれは大変なことでした。
  私はこの時に、これらの大騒動がすべて私のために行われているんだ!ということに、深い感謝の念と、改めてしっかりやらなきゃ、という身の引き締まる思いをしたのを良く覚えています。
 
  両親は2日とも仕事で留守だったのですが、気を遣ってわざと外食をして帰宅時間を遅めにしてくれました。  帰ってきて玄関を開けたすぐのところにレッスン室の長いソファーが縦になって立ててあるのを見、さらにすっかり変わり果てた様子のレッスン室を見たときはさすがに驚愕し、果たしてすべて元通りになるのかとかなり心配しているようでした。
 
  実家は住宅地の中なので周りはとても静かですが、最も心配したのは録音中に新聞配達のオートバイが通ることや、宅配便の届け物が来てベルを鳴らされることでした。
  しかし運の良いことに、ちょうど1曲録り終えて次の曲を始めるまでの間に1度だけ宅配便が来て、2日の間それきりでした。
  

更新日時:
2006/10/12

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Last updated: 2006/11/21