MY POEM
月夜
 
満月が近い
 
とおいむかし
満月の夜に
この手で
こなごなに砕いてしまった大切なもの
 
あれからずっと
そのきらきら光るかけらを
一粒一粒探し集めてる
 
明るい昼間は
砂に紛れてよく見えないし
 
夜の闇の中で 
目を凝らして
拾い上げては袋の中に入れていくけれど
 
全部見つかるまでに
あと何度
月が満ちては欠けていくだろう
 
それでもかまわない
 
今日も 明日も 
 
とおいむかしの
満月の夜に見た
大きな樹々の 大きなシルエットを
心に呼びさましながら
 
大切なかけらが風にさらわれてしまう前に
2011/06/14

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Last updated: 2011/7/20

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